CS:GOは一般的なFPSゲームと違って、ラウンドごとに買い物を行うことによって武器やグレネードなどを購入します。
買い物をすべきかどうか、適切な判断を取る事によってその後のゲームの流れが大きく変わると言っても過言ではありません。
今回は、その買い物をすべきラウンド、しないべきラウンド。そして満足にお金がなくても無理やり装備品を購入する、無理買い(force buyとも言います)をすべきラウンドについて書いていきます。


そもそも買い物をしないラウンドってなに?

毎ラウンド装備品を購入するゲームなのに、そもそもなぜ買い物をしないラウンドが存在するのでしょうか?
それは、このゲームにおける収入の入り方に秘密が隠されています。
CS:GOは、敗北収入が初回の敗北が1400$、それから連続で負けるごとに500$ずつ増加していきます。
十分な装備品がないまま戦ってもアサルトライフルやグレネードをしっかり持っている敵にはなかなか勝てません。
そのため、買い物をしないでお金を貯蓄するラウンド、エコラウンドというラウンドを作ります。


このグラフを見てもらうとわかると思いますが、1ラウンド目から3ラウンド目までTが勝利しています。
そして、2~3ラウンド目までCTはお金が増加していて、4ラウンド目にがくっと減っています。
これは2~3ラウンド目までエコラウンドを行い、お金を貯めてから4ラウンド目に武器を買っていることを表しています。
CS:GOではこのエコラウンドを行いつつ、十分な装備品を買うラウンド(バイラウンド)をつくって戦っていくというのが基本になります。

エコをすべきラウンド

TとCTで装備品による金額が変わりますが、十分な装備品を買える金額は決まっています。

Tの場合 $4700 ( AK $2700 + 防弾チョッキ+ヘルメット $1000 + HE $300 + FB*2 $400 + SG $300 )
CTの場合 $5500 ( M4 $3100 + 防弾チョッキ+ヘルメット $1000 + HE $300 + FB*2 $4400 + SG $1000 + 爆弾解除キット $400)

購入する武器やグレネードにもよりますが目安はこのあたりになります。
チーム全員の金額がこのぐらいであれば、十分に装備品を変えるバイラウンドです。
逆に言えば、この金額に満たなければ基本的にエコラウンドと言えます。
しかし、例外的に無理やり装備品を買ったほうが良いラウンドもあります。

無理買いをすべきラウンド

ここまで、CS:GOはお金を貯蓄しつつバイラウンドを作り戦っていくゲームと言いましたが、
お金を貯める=ラウンドで勝利できる ではありません。
いくらお金を貯めることが出来ても、ラウンドで勝利を収めることが出来なければ意味がないです。
逆に、お金が十分に貯まっていなくても適切なタイミングで武器を購入することによって勝利をおさめやすくなる場合もあります。

無理買いすべきラウンドは一般的に以下のラウンドになります。
  1. CTの2ラウンド目
  2. 相手の金額が少ないであろうと予測されるラウンド
  3. こちらが圧倒的に負けている状況
まず1のCTの2ラウンド目から説明していきます。

ケース1 CTの2ラウンド目

あなたをCTだとしましょう。Tから強烈なラッシュをもらい1stラウンドを落としてしまいました。
CTで1stラウンドを落とすと、十分な装備品がそろうまで2ラウンドをエコせねばならず1stラウンドと合わせて3ラウンド落としたことになります。これは16本先取したら勝ちなCS:GOのルールにおいては手痛い敗北です。

しかし、ここで考えてみましょう。1stラウンドで勝利することができたTは
武器としてAK47やガリルを購入するかもしれませんがサブマシンガンも購入するかもしれません。
なぜかというと、サブマシンガンは敵を倒した際の収入が600$とアサルトで敵を倒した際の300$に比べて二倍収入が近くもらえるからです。確実に相手が2回エコラウンドを行うとわかっているので購入する可能性がとても高いでしょう。

そこで、2ラウンド目に無理買いを行います。
【防弾チョッキ + ヘルメット + CZもしくはP250 + FB】や、【防弾チョッキ + ヘルメット + Five-Seven】などを購入しましょう。
サブマシンガンはヘッドショットを当ててもヘルメットがあれば一撃ではありませんし、近距離であればCZやFive-Sevenなどの武器でも十分勝機があります。
この戦法は一般的に2ndBuyと呼ばれており、一般的になりつつあります。
逆にプロチームなどではこれを警戒して、AKやガリル、サブマシンガンでもP90を選択しているチームが多いですね。

ケース2 相手の金額が少ないであろうと予測されるラウンド

相手の金額が少ないであろうと予測する。これは予想しやすい1~4ラウンド目までは簡単ですが
それ以降のラウンドになるとなかなか難しくなります。しかし、不可能ではありません。
指標となるのは、毎ラウンド相手のチームのメンバーが何人倒されているかです。

例えば、あなたのチームが連続して勝利しているとします。
当然ですが勝利収入(3250$か3500$ですが3500$と仮定します)が連続で入ってきていますね。
しかし、ここで考えてみてください。3500$毎回収入として入っているならそのすべてが貯蓄として貯まっているのでしょうか?
連続で勝利していても、毎ラウンドあなたが倒されていれば装備品分の金額は失ってしまいますよね?先述したとおり、3500$では十分な装備品は買えません。
例えあなたが倒されなくても、次のラウンドで勝利収入の3500$しか持っていない味方に武器を落とせば、3500$からAKやM4分の金額を引いた分しか貯まりませんので貯蓄として全然残りません。

この事から以下のことが当てはまります。
勝利しているチームでも、毎回3人以上倒されていればお金の面では厳しい

これはもちろん、設置時の収入や敵を倒した際の収入を度外視した考えですがとても有効になります。

ケース3 こちらが圧倒的に負けているラウンド

こちらが、圧倒的に負けている場合。エコラウンドをしてしっかりと取りにいってしまっても
こちらが不利になるだけの場合もあります。この場合は無理買いをしてある種の賭けに出なければなりません。
例えば、T 13 - CT 4の状況でCTが1stラウンドを負けてしまいました。
1ラウンドをエコとして負けてしまい、次のラウンドでファマスなどを買うのが最善なのでしょうか?

無理買いをしたケースと無理買いをしなかったケースを考えてみましょう。

無理買いをしなかった場合

1ラウンドエコとして負けてしまい、T14-CT4の状況になりました。ここでファマス+ベストヘルメットを買いましたが勝率としてはCT不利です。たとえここで勝てたとしても圧倒的なラウンド差がついてしまっているので、Tに十分なエコを取られてしまいずるずると敗北してしまう可能性のほうが高いです。(TrainなどのCTが圧倒的なマップは別ですが・・)

無理買いをした場合

2ラウンド目は先述した2ndBuyになりますし、十分勝機はあります。
そして、ここで勝てた場合無理買いをしなかった場合に比べて1ラウンド余裕が出来ますし、
自分のチームに勝つ流れを作るきっかけにもなります。

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